夢を追い続けるために

書くことを通じて築いた人間関係と、自分にしかできない仕事への向き合い方。
50歳を前にした沖田臥竜が、派手さの裏にある地道な努力、他者への礼節、自分名前で仕事を続けることの大事さなど、揺るがぬ信念と静かな覚悟を振り返りながら、仕事観や人生観を綴る。
沖田臥竜 2025.06.19
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 確実に言えることは、もしも私が物を書いていなければ今の人間関係はないということだ。どんな人生になっていたか分からないが、今みたいな人生にはなっていなかっただろう。

 何が幸せだったかは分からないが、ただ言えることは、私が今立ってる場所は私だからこそたどり着けたと思っている。

 結果的に犠牲にしてきたこともあるし、そうでもしなければ辿りつけなかったかもしれない。

 ただそれでも登り詰めたかと言えば、決してそうではなく、満足なんてものはしたことがない。だからこそ、今もこうして書いているのだろう。

 ようやくではないだろうか。理想だけではなく、自分が口にした約束を守れるようになってこれたのは、この数年ではないだろうか。

 忘れるなんてこともないし、都合良く話を変えるようなことも私はしない。今、ウソもつかずに生きていけるようになったと思う。私にとって大事な人間の喜びを同じように喜ぶことができる。

 そこに嫉妬や妬みなんて感情もない。そんな暇もない。

 私にとって仕事とは、なくなった友人が残した言葉に集約されていて、私にしかできないことを仕事にしているということだ。

 プライベートでもそうだ。人に親切にされれば、人に親切にしたい。そのためには想いだけでは始まらない。地道な努力を続けていくからこそ、それができるのだと思う。

 もうすぐで50である。思えば遠くに来たものだ。

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  • 「50歳目前」で振り返る道のり

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