愛すべきジャニオタたちへ

ジャニーズ問題で苦しみ、そして、今、最も救われるべき存在……それは、ときには身を粉にしてジャニーズを愛してきたファンたち、ジャニオタたちではないか。
ファン不在で繰り広げられる「法を超えた救済劇」。果たして、どこまで続くのか。
沖田臥竜 2023.10.22
サポートメンバー限定
ジャニーズ事務所前に佇むファンたち

ジャニーズ事務所前に佇むファンたち

 これまでマスメディアは寝てたのか。文春だけがジャニーズ問題を言及している中で、ずっと黙殺していたくせに、突然、横一線で参戦すると、ジャニーズの名称が消え去るまで叩き放題。見上げたジャーナリズムである。こうした状況をなんと言うかオレが教えてやろう。笑止千万というのである。

 メディアが痛烈にジャニーズを批判し始め、同時に誕生した「当事者の会」からは脱退者が続出している。ここまでの状況が揃いながら、当局が捜査に乗り出さないのは、そういうことではないのか。所属タレントと亡くなったジャニー喜多川氏の問題は、本来、離して考えなければなかったのだ。

 スポンサー企業は確かに大切だ。だがファン、つまり愛すべきジャニオタもまた、同じように大切にしなければ、ならなかったのではないのか。それはスポンサー企業にも言えることだ。ジャニーズに対する自分たちの判断が、多くのジャニオタを悲しませることを理解しているのだろうか。

 ところで、文春の皮切りで始まった木原事件はどこにいったのだ。SNS世論も無責任なものである。

この記事はサポートメンバー限定です

続きは、1752文字あります。

下記からメールアドレスを入力し、サポートメンバー登録することで読むことができます

登録する

すでに登録された方はこちら

サポートメンバー限定
尼崎から全国へ
読者限定
踊るマスメディア、騒ぐネット民――今度のロックオンは「とんねるず・石橋...
サポートメンバー限定
人生に疲れた人へ
読者限定
ネット民の限りなき醜態
読者限定
振り返ってみてもーー
サポートメンバー限定
物語を作ることを仕事にするために
読者限定
中居正広を本当に引退させてよかったのか?
サポートメンバー限定
フジ問題で本性を現した「敗北者」