Jを反社扱いにまで貶めたA級戦犯
10月2日の記者会見より
ーすごい人間というのは、人が気づく前にこの人間はすごいのではないかと気づくことができ、バカというのは、大衆の評価によって、人のことがすごく見えたり、批判したりできるからバカなのであるー
ジャニーズの記者会見が終わり、四方八方から聞こえてきたのは会見中の望月衣塑子の酷さであった。オレも週刊誌から会見に関するコメント取材を打診されていたので、オンラインで見ていたが、ずっとどこかに腹立たしさを抱えていた。
なぜ、オレは腹が立っているのか。その正体を考えていた。
望月の傍若無人の態度か? 正義という大義名分をタテに大勢で弱い立場の人々を責めたてる構図か?…と考えていたが、それは今回に限らず、マスコミのメディア・スクラムぶりを見る度にいつも思うことだ。
今回に関しては、多分、オレは「ジャニーズ」という名称を抹消させなければ気が済まない、無責任な一部の世論に対して、怒りに似た感情を覚えていたのだ。
―ずっと手を挙げてたのに当てられず、最後にマイクなしで聞き、ようやく答えたのがこれ―(望月のXより引用)
報道する側として立つ身ならば、もちろんそれに対する非難はあって然るべしと理解しているだろうから遠慮なく言わせてもらうが、自意識が異常に過剰すぎる望月には、騒ぎ立てることすら出来ないので、理解することすら不可能なのだろう。
そもそも、今回の問題のどこにそれほどの公益性があるというのか甚だ疑問なのだが、会場には300人の記者陣が集まっていたのだ。
これだけの人数だ。質疑応答の時間と照らし合わせた場合、質問者として主催者に当てられた方が幸運だったに決まっていると、なぜ分からぬのだろうか。
それすらも分からない人間に、果たしてだ。記者として真っ当な取材が出来ると思うか。ずっと手を挙げてたのに当てられず、そして、怒る!…小学生であるまい。
まだ今回のジャニーズの対応は良心的ではないか。旧統一教会の記者会見では、会場の外で、中に入れろ!と騒ぎ、その模様を嬉しそうにSNSで送ってきたときと比較すると、今回の会見を出禁にされなかっただけ、まだマシではないのか。
ちなみに会見場の中から、場外で騒ぎ立てる様子を写した動画を入手したので、それを送り返してやると、それ私!と随分嬉しそうにしていた。
私は、どんなヤツで、基本的に話せば分かると考えてしまうくせがあるのだが、世の中には、目先の欲にとらわれ、人を裏切ることに躊躇のない人間、自分を正当化させる理由をすぐに探し出すクセがある者、全てを他人のせいだと考えられる無責任者というのが一定の層、存在しており、話しても無駄という人間というのが確かにいるのだ。
アホにアホと教えてやるのは、頭の良い子にテストで0点を取らすよりも難しい。
紅白でもジャニーズを出さない――との報に触れたとき、いつから「J」は反社のような扱いを受けなくてはならなかったのか。違和感が頭の中で渦巻いていた。